備忘録(梨園)−2

果物のこと

備忘録(梨園)−1のつづき

昨年の10月、イギリスのダートマスという街で毎年行われているフードフェスティバルに、日本料理の基礎にあるお出汁や味噌を海外に広めいていこうと、<MisoTree>というプロジェクトを立ち上げて日本から出店する方々のお手伝いとして同行させてもらいました。

ダートマスは、イギリス南西部のデボン州にある港町で、周辺では農業、畜産、漁業がどれも盛んで、豊富な食材が集まってきます。また、それを扱う飲食店の質も高いため、特にフードフェスティバル期間中は、国内はもとより国外からも多くの人が来場するほど。

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そんなフードフェスティバルの中でも驚いたのは、家族経営のような小さな経営体の農家や漁師さんたちがたくさん出店しているのですが、各々自前で育てた食材を自慢の一品といった感じで加工品にして売り出しているのが多く見られ、それらのどの商品も味はもちろんのことパッケージングやディスプレイまでしっかりしたクオリティの高さで提供していることでした。

そして、ふと翻って自分のことや地元のことを考えたときに、このようなレベルの高い加工品を作りたいという気持ちと同時に、せっかくあるモモやナシの果樹園が廃れていくのを見過ごす以外の方法があるのではないかと思いました。また、個人的には、果樹園のような長い年数を経て残ってきたものが、景色の中から活かされずに無くなっていくこともあまり好きではないという超私感的な考えもあり、帰国後すぐにJA所長さんに連絡をとり、借りることができる果樹園を探してもらうことになったのでした。

こんな感じで勢いにまかせた感は否めないのですが、毎日の作業に追われて当初の勢いを無くしてしまわないよう、ざっくりですが備忘録としておきます。

なぜ桃ではなく梨なのかという疑問も浮かぶと思いますが、それはまた別の機会に。